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損傷毛修復、補修
2011.03.22 18:08
縮毛矯正 失敗 ビビリの修正(直す)編

お待たせいたしました、

前回のビビリ毛の修正(直し)実験の結果です。

まずはビビリ毛

縮毛矯正 失敗

前回の復習になりますが、
使用薬剤は 疎水化ケラチン、フィルアップローションでの前処理

 

基本薬剤は、
完全酸性カーリング料(還元剤)、「スピエラ」
それにW還元で
チオ濃度約2%ほどになるよう調整したアルカリ還元剤
(オリジナルのアルカリトリートメントで調整)

修正ブロー時にパワーR2+にメントバランサーを1~2割配合を薄めた毛髪強化剤

 

2液は過酸化水素水1.2%

の薬剤を使用していますが、見ている一般の方には分からないと思いますから、簡単に説明していきますね、

 

まず、前処理のフィルアップローションこのブログを見てもらっている方なら、良くご存知のケラチンタンパク質です、ハイダメージのビビリ毛ですから、事前にフィルアップローションで毛髪保護と、後の薬品(スピエラ)の馴染みの為の処理です。

 

次にスピエラ(酸性領域で働く還元剤)、これは軟化が進みませんから安心して作業が出来ます、普通のパーマの場合は20分以上時間を置かないとかからないような柔らかく作用する物ですが、さすがに、今回はビビリですから12分くらいからチェックです。

この段階でのテストチェックはまだかなりガサガサがあります、まさしく、指先で軽くしごくように髪の状況を探ります、何分でOKという規定はありません、全て自分の指先の感です。

15分でダブル還元、アルカリを使います、実はこれが意外と大事な事なんです、
ビビリの修正は、パーマの還元という考え方と同時に、軟化と言う髪をある程度柔らかくしていかないと、髪の変形を修正する事はなかなかうまく行きません、このアルカリ剤は上記で説明しているように、髪の状態でオリジナルに調整しています。この特殊アルカリ還元剤を塗布して、これからまた軟化還元のチェックを続けます。

トータル20分ほどです、

これで流します。次に流し終わったら髪は柔らかいですから、丁寧に梳かしたい所ですが、もつれた感じで怖いです。

 


さてココで、得意のパワーR2+に2割ほどメントバランサーをMIXした物を3倍くらいに薄めた物をチュッチュッと少しだけ吹き付けます、これでクタクタになっていた毛束がピシーンとして簡単に梳かせます。

それから丁寧に修正ブローです、ブロー終了後、過酸化水素水2液処理で終了!

その結果が

 

縮毛矯正 失敗ビビリ毛縮毛矯正 失敗 ビビリ2

結果、自己採点では70点ですかね?正直もう少し軟化したかったです、まだガサガサが少し残っています。あと5分おけば良かったですかね?やはり、こんな髪の場合はするほうも怖いんですよね、オーバーしすぎると、今まで以上にひどくなる事もあります、完璧を狙うより、80点くらいが無難です。(言い訳かな

 

 

後はホームケアでがんばってもらうしかないですね。
実はコレが最も大事!!
   ↓
ビビリ修正 直す

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