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縮毛矯正の話
2014.10.15 08:55
今、最も多い 縮毛矯正 失敗事例

kireininaranai.jpg

From:内野

uchino

縮毛矯正失敗! 今、最も多い失敗事例
それは、、、

髪の状況に合わせて適正な還元軟化(薬品の効かせ方)がなされていない為に起こる現象、効かせ過ぎ、これはお分かりのようにテロテロちりちり、まさにハイダメージの象徴、しかし、最近はそれより多いのが不足現象によるもの、綺麗にするため縮毛矯正かけたにも限らず、ボサボサギジギジヨレヨレ。この現象が多発しています。

さてそんな中、非常に良い参考事例のご相談がありますのでシェアさせてもらいましょう。(1部抜粋)

 私は矯正歴20年近くなる女性です。最初の10年程は同じ美容室で、多分低アルカリ矯正剤ではないかと思う薬剤でかけ続けてきました。・・・最終的に全体がチリチリになって・・・
 近所にノンアルカリ(弱酸性)矯正専門店(こちらで8年程ノンアルカリ矯正を3ヶ月毎にかけ続けてきましたが、最初の1回目は前の美容室で毛先全体がチリチリ状態でしたので、店長曰く「アルカリ膨潤過剰状態だった為」に・・・これまでに無い程の100%の仕上がりで感動したのですが、回を重ねる度に、どこかしら部分的にかからない箇所が出て来て、手触りも1回目と比べると良くなくなって来ました。髪もまっすぐになってはいるのですが、針金のようにつっぱり感が顕著になって来ました。

 また後頭部の毛先から襟足の毛がゴワゴワしてしまい、とても矯正をかけたとは思えない仕上がりを繰り返しております...白髪染めを1ヶ月に2回はしなければならないこめかみ周辺は非常にツルツルで柔らかくかかるのですが、髪が太い後ろの方に行くに従ってゴワゴワばさばさ感が強く、還元不足なのでは?という状態でした。

しかし、店長曰く「ホームカラーと、シャンプーとリンスが重いせい、汚れが取れていないせい」一時期は(ヘナのせい、痛みのせいという時期もありましたが、最近はヘアカラーとシャンプーのせいで落ち着いています)との事で原因が私達お客さんの問題にされてしまい、改善が一向にされません...店長もホームカラー以外原因が判らないらしく、髪質の変化くらいしか解らないという次第です。

こんにちは、髪風船の内野です、質問にお答えします。
当店も縮毛矯正暦27年まさに縮毛矯正元年からやっています。万人の経験がありますが、結論から言って、かからない髪はありません。もちろん傷みが激しいと施術は大変ですし傷みも出やすい。でもそれなりに綺麗にはかかります。それ以外はすべて美容師の失敗です。

失敗には大きく分けて、薬剤の還元軟化オーバー、逆に還元軟化不足、さらに、アイロン等によるテクニック上の物理的損傷等がありますが、ほとんどが適正還元軟化、ここで決まります。

綺麗にならないのは、、、
単純に髪の状態に対して適正な還元軟化が出来ていないだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。確かにノンアルカリはある意味安全に施術出来ます。特に傷みやすい髪には安心でしょう。もちろん当店も。6割は中性~酸性の薬品も利用します。しかしそれもこれも髪に適正な還元をする事が全てです。

アルカリを使わないという事はそれだけ還元軟化不足になりやすいという事でもあり。それを補うために、高温アイロン等も使ったりしますが、逆にこれによる物理的損傷(タンパク熱変性の危険性もあります。これがごわつき髪の硬さギシギシ感等の傷みです。

このように全てが一長一短あるわけで。どれが正しいというより、不必要な還元をしないまた、不足しないように適切な還元はする。ただそれだけです。

> 最初の1回目は前の美容室で毛先全体がチリチリ状態でしたので、店長曰く「アルカリ膨潤過剰状態だった為」に・・・これまでに無い程の100%の仕上がりで感動したのですが、

今までの縮毛矯正で髪が弱っていたから、ノンアルカリでも綺麗にかかったという事です(髪に合ったという事)

>針金のようにつっぱり感が顕著になって来ました。
高温アイロンによる熱変性が起こっているかも?

>3年前位に一度だけつっぱり感はあるものの1本残らず髪が真っ直ぐにかかりましたが(理由は不明です)
理由はその時ドンピシャリ適正還元が出来たという事です。

>白髪染めを1ヶ月に2回はしなければならないこめかみ周辺は非常にツルツルで柔らかくかかるのですが、髪が太い後ろの方に行くに従ってゴワゴワばさばさ感が強く、還元不足なのでは?
傷んだところは適正な還元が出来て、髪の硬い所では不足現象です。

>店長曰く「ホームカラーと、シャンプーとリンスが重いせい、汚れが取れていないせい、との事で原因が私達お客さんの問題にされてしまい、改善が一向にされません...
単純にその髪その場所、根元と毛先等、全ての個所に適正な還元軟化をすれば良いだけです。ヘアカラーで傷んでいるのならそれに合わせれば良いしリンスで重ければ施術前にシャンプーで落とせば良いだけ。

>店長もホームカラー以外原因が判らないらしく、髪質の変化くらいしか解らないという次第です。
> このような状況で大変困っております...

原因ははっきりしています。
『適所、適材、適正還元』ただそれだけ。髪の状態に合わせて薬剤を選択、適正に効かせるだけの問題です。こちらのお店は酸性薬剤を売りにしているのでしょう。薬剤理論が先にあります。そうではなく髪の状態が先であるべきです。薬剤を髪に合わせるべきです。


最後に付け加えましょう。
当方には毎日全国より多くの縮毛矯正失敗の相談が舞い込みます。またお店に来店してもらっています。失敗来店者の6~7割は還元不足によるもので、それはあきれるほどの比率です。要は美容師が適正な還元状態(薬品の効き具合)を見極め切れていないだけなんですね。
単純に、酸性だノンアルカリだと剤に頼るからこう言った事になるので。薬品はアルカリから酸性まで、高還元剤から微還元剤まで使いこなすだけ。髪の状況を見る力とそれに合った薬剤を選択する知識、それと技術。これが全てです。

内野サイン

P.S.
この方はそれほど深刻なダメージという相談ではないので大丈夫ですが、これがハイダメージになると対処は大変で、なかなか綺麗にスタイリングできないのがこの還元不足による失敗なんですね。縮毛矯正、パーマ失敗!そんな時はこちらを参考に↓
https://kf-shop.ocnk.net/page/1

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