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ヘアカラー
2017.11.25 10:23
ヘアカラー総集編(序章)

From:内野

アナタはヘアカラーの事理解していますか。
髪の傷みに直結しているのです、
もし、はっきり理解していないとするならば、、、

しっかり理解してください、
髪をきれいにしていくためには必要な知識です。

色を付けて染めるカラーとしては

●一般的な2液(過酸化水素水)がセットされているヘアカラーがあります。
●2液を使わない色を付けるだけのカラー剤があります。

大きく分けてこの2種類を考えてもらいたいのですが、

おしゃれ染などの黒髪を明るい色に染めるという事は、前者の2液を使った一般的なヘアカラーの仕事になるのですね。そうなんです、明るく染めるという事はカラー色素の問題ではなく過酸化水素によるブリーチの力なんです。
後者の物は全て色をくっつけるだけです、例え黒髪に黄色をくっつけても黒です。黒が勝つという事です、
色を入れるという事と、髪のメラニン色素を(脱色)は全く別の事ですが、一般的なヘアカラーはこの両方を同時にやっている事なのですね。

それともう一つ理解してもらいたいのは、カラーによる髪の傷みは、このブリーチ(脱色)によるものだという事を!おしゃれのためなら髪を明るくする、これも全く問題ないでしょう。でも、必要以上のブリーチを起こさない工夫が大事だという事。

さてここで、

「ウィキペディア」よりの参考記事です。
日本の薬事法では、ヘアカラーリング剤は、染毛剤(医薬部外品)と染毛料(化粧品)に大別される
染毛剤(カラー剤)の主成分は、パラフェニレンジアミンなどの酸化染料で、使用時に過酸化水素水と混合することにより酸化発色し、毛髪を永久的に染める。これと同時に過酸化水素による毛髪中のメラニン色素の脱色が起こるため、染料の配合濃度に応じて「白髪染め」から「おしゃれ染め」まで、色調の異なる染毛が可能となる。カラーリングのほとんどが、この方法である。

次に
少し専門的になるかもしれませんが、まずカラーの種類をを書いてみましょうね。

染毛剤の種類 

油性染毛剤
カラースプレー、カラークレヨン、カラークリーム、など顔料を油脂類で練った物

植物性染毛剤 
ヘナ、ヘマティン等植物原料で出来ている。色は限定されており、ダメージやかぶれは少ないが、染着が悪いヘナは稀にかぶれるばあいがあるが、ヘマティンは殆どかぶれない。

金属性染毛剤
お茶などに含まれるタンニンなどの成分に鉄や銅の化合物を反応させて染めます。このタイプは黒っぽい単一な色調しか出ないのと、パーマをかけるときパーマ1剤と反応して、1剤が黒紫色に変色しパーマがかからないことがあります。  

カラーリンス 
一時染めに使用されますがイオン染着力は弱くだれでも手軽に出来るカラーリングですが、黒髪にはあまり効果を期待できません。しかし、白髪・ヘアーブリーチ毛・褪色した髪には効果的です補色としては有効でしょうね、基本的には皮膚についても問題ありません。

酸性染料 
一般的にヘアマニキュアといわれるもの毛髪のキューティクルや皮質内の部分にイオン染着します。注意することは皮膚も毛髪同様+イオンだと云うことです。 その為、皮膚にマニキュア染料が付着するとなかなか落ちません。

酸化染料(ジアミン系染料) 
いわゆるヘアカラーといわれるもの
酸化剤(2剤過酸化水素水) 酸化染料(色の素)に発生機の酸素を供給し色素化する共に、メラニ色素を漂白します。

ヘアブリーチ 
ヘアーブリーチは毛髪内に有るメラニン(髪の色)を化学変化させ色を見せなくします。基本的に明るさを出すのはこのブリーチの仕事です、明るさに比例して毛髪はかなりのダメージを受けます。

いかがですか?
難しく考える必要はありません、ブリーチを伴う一般的なヘアカラーと色だけをくっつける各染料剤があるという事です。

で~、

ヘアカラーのメカニズム

一般的な酸化染料(ヘアカラー)をもう少し詳しく説明しますね。
ヘアカラー剤、には1剤と2剤があります。

1剤の主原料
ジアミン系の染料アルカリ剤

2剤の主原料
過酸化水素水

この2つを混ぜ合わせます

1剤に2剤を混合し毛髪に塗布するだけですが、毛髪の中ではどのような化学変化がおきているのでしょうね?
2剤の主剤である過酸化水素は1剤中のアルカリの影響をうけ分解し酸素を放出します。 酸素は毛髪に漂白作用(ブリーチ)をもたらします

一方で同時に行われている色素染着ですが、
これも2剤の酸素の影響で、1剤中にあるジアミン系色素が酸化されジアミン同士がくっつきあい色が見えるようになります。これを酸化重合といいます。

大事な事はここです↓

一般的なカラー(アルカリカラー)は毛髪のメラニンを漂白する作用と染料を発色させる2つの事を同時に行っています。暗めの白髪染めでもブリーチ作用はかなりあり漂白した分以上に色素が入る為に結果として暗めに染まります。

コレでほぼ理解してもらっていると思うのですが、次に・・・

アナタはこんな勘違いしていませんか?

そう、それはカラー剤の種類をごっちゃにしている事なのです。前回言った明るくなる事と、色が付く事は全く別物ですよね。
それと大事な事は、髪が持つメラニン色素はブリーチ【脱色】で明るくする事は簡単です。でも人工的に付けた色素はブリーチ剤では脱色が出来ないのです、

例えば、ヘナ、ヘアマニュキア、カラートリートメントなどを髪に吸着染色します、それにいくらブリーチ剤を使っても、明るくはなりません、でも、中の髪自体はドンドン漂白されているのです、その上を暗い人口色素で覆っているわけです。見た目には黒いのですが中の髪はキンキラと言う事になっているのですね。数ヶ月時間がたつと、その色素も取れてやっと明るくなります、キンキラのバサバサ!!!黒染めしている学生さん明るくしたいからってヘアカラー、ブリーチします。新しく伸びている根元のみ金髪、毛先は全く変わらず真っ黒?

ごちゃごちゃになって分からな~い!?
では、まとめますね。

カラーリングには

1、髪のメラニン色素を漂白するブリーチというのが有ります。
(明るくなるだけです)

2、ブリーチと染着を同時にする、一般的なヘアカラーが有ります。
(明るさと色味が出ます、暗くも出来ます)

3、色素入れのみをする、へナ、ヘアマニュキア、カラートリートメント類が有ります。明るさは望めません、色味だけです、後のブリーチは効きません、

4、それに漂白(脱色)と別に、脱染というヘアカラー時の色素パラフェニレンジアミンなどの色素を剥ぐ技法もあります。ヘアマニュキアなどの色素はまた別物ですからこの枠内ではありません。それぞれ、色素の種類が違う為、同一の方法では解決しないという事です。

次にセルフカラーの方のための記事を紹介します。(半分は重複内容になりますがそれほど重要だという事です)

これを読まずにセルフカラーしないほうがいいでしょう。

もし以下の記事を読んで面倒無理だと思うなら美容室に頼むべきです。今後もセルフカラーを続けたいと考えるなら、是非お付き合いください。
では行きますよ。

どうして美容室のヘアカラーが高いのでしょうか?
それは、特別カラー剤が良いわけでもありません。カラー剤の違いではなく、単純に技術(理論)の違いです、でも、たいした技術ではありません、根元(新生部)と既染部の塗りわけです、それに根元と既染部のカラー剤の違いです。これが全てと言っても良いでしょう。

それを全く無視しているのが、市販泡カラーのシステムですね。または根元も既染部分もいっぺんに染めるやり方、これでは間違いなく毛先は傷んでいきます。この状況で縮毛矯正でもかけるなら、ビビリ毛?さらに毛先は真っ黒!なぜそうなるのかしっかり理解してくださいね。

復習:
ヘアカラーをするうえで絶対に理解しないといけない事は、

ヘアカラーには大きく分けて色を付けるだけのカラー剤(ヘナ、ヘアマニュキア、カラートリートメントなど)と★1液、2液を直前に混ぜて染める一般的なヘアカラーがあります。一般的なヘアカラー(白髪染)の成分は、1液と呼ばれている色素とアルカリ2液は過酸化水素水、★ついでにブリーチ剤の説明もしましょう。1液アルカリと、2液は過酸化水素水を混ぜたものです。これがブリーチ剤これに色素が入ったものがヘアカラー剤もうお分かりですね、白髪染もブリーチ剤に色素を混ぜただけです。ここでもしっかり理解してもらいたい事は、髪の明るさを出すのは全てブリーチによるもので、そしてこのブリーチが髪を傷めます

ここは大事ですのでもう一度言います。明るさを出すのは色ではなくブリーチの仕事、そしてこのブリーチの度合いと髪の傷みは比例します。白髪染なんかは毎月する人が大半です。毎月ブリーチしているのですよ。考えただけでも怖いですね。もちろん綺麗に染まって明るさを出す、持ちも良い、これが一般ヘアカラーの長所です。正直白髪染には欠かせません。他にも前出のヘナ、カラートリートメント、ヘアマニュキア・・・いろいろありますが全て染まりは悪いし明るさは全く出ません。長所は傷まない事こういったカラー剤の特徴はしっかり理解してください。

では、さらに解説していきます・・・
大丈夫ですか付いて来ています?


アカラーで大事な事は、
根元(新生部分)と既染部分(過去に染めたところ)の塗りわけを考えないといけません。まず、しっかり染まり明るさもほしい、長持ちさせたい、これを可能にするのは一般ヘアカラーしかない事は上記で説明しました。また、カラーしていて根元が延びている状態を仮定した場合、現状の髪の傷みは、根元の傷みはありません、しかし毛先になればなるほど過去に何度となくカラーだパーマだとされているはずですから、傷みも激しいでしょう。これが髪の状況です。

だとすれば・・・
根元は刺激があったとしても、良く染まり持ちの良い一般的カラー剤を選択。(望む明るさカラー剤)

かし
毛先の方は絶対に同じカラー剤は使ってはいけません。毛先の状況は傷みがある、過去に染めた色素が残っているという状況です。
当然傷みにくいカラーを選択する、それはブリーチを起こさないように(2液の過酸化水素水濃度を極端に落とすなどの工夫)または傷まないようにカラートリートメントなどを利用する。それと考えるべきは、過去の色素が残っているという事、根元と同じような色素を載せると色素重合(色が重なって)を起こし真っ黒になります。よって、明るめのカラートリートメントを利用したり、色素濃度を落としたりの工夫が要ります。

いかがですか?
カラーは他の技術と違って素人でもできるような技術である事は確かです。塗るだけの技術ですから。しかし、理論はしっかり理解しておかないと真っ黒になった、髪が酷く傷んだ、縮毛矯正したらビビリ毛になったなんて事につながります。なぜこんなこと書くのかと言うと、カラーの質問される方の大半は基本的な事を理解していない方が多いという事なのです。


例えば、

当方でも発売しているカラーバター(カラートリートメント)の質問
>髪を明るくしたいのですが、ライトブラウンかイエローで染めると明るくなりますか?
>ディープブラウンで全体染めたが、全体黒くなった、でも根元の白髪は染まらなかった。


もうお分かりですね。

上記の理論が理解出来たら、間違いに気づくと思います。
黒髪部分にイエローでもライトブラウンでも色素をくっつければ、今以上暗くなります(色素重合)明るさは全く求められません。明るくするのはブリーチの仕事ですから。カラーバターで根元の白髪を染める時はより良く染まるようにアルカリを混ぜたりブラックを混ぜたりしないといけません、もちろん明るさを求める事はできません、これも根元だけの剤です、毛先は明るい色を選択しないといけません。この様に根元と毛先は条件が違うので、必ず対処を変えるという事です。この方法をリタッチ法と言いますが、これは絶対的に必要な知識です。

しかしあまりに難しいと思っている人もいるでしょう。そこで、消費者の味方、髪風船としては市販品カラー剤を使っている方に4つほどアドバイスさせていただきます。

 4つのポイントとは、、、

 1 前処理、傷んだところを保護する
 2 根元とすでに染まっている部分の薬品をかえる
 3 カラー剤でアルカリに傾いた毛髪を弱酸性(髪の等電点)に戻す、

 4 残存過酸化水素水の完全除去

いかがですか?今まで2番について詳しく触れてきましたが理解してもらいました?根本はしっかり希望通りに染める、毛先既染部はブリーチを起こさない工夫また明るめの色素を使うという事ですね。

★本格的なツヤカラー、ダメージが少ないホームカラーが希望の方は、1~4をしっかり勉強してやってください。並みの美容室よりトリートメント効果は高くなります。(技術的な事は別として)特に1.3.4は誰にでもできます、それでいてほとんどの人がやってない事です。

カラーは他の技術と違って素人でもできるような技術である事は確かです。塗るだけの技術ですから。しかし、理論はしっかり理解しておかないと真っ黒になった、髪が酷く傷んだ、縮毛矯正したらビビリ毛になったなんて事につながります。

さて次は・・・次に続きます。

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